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三隈川・大山川の環境再生にむけて~川魚の食文化ワークショップ~

「伝統・環境を守って 美味しく食べて 受け継ごう 日田の文化

川魚の郷土食レシピ

日時 2012年11月26日(月)16:30-23:30

大分県日田市 大山総合福祉センター

とりまとめ:九州大学大学院工学研究院環境社会部門生態工学研究室

・郷土の食文化は地域のアイデンティティ

・地域住民による持続可能な小規模な自然資源の利用は、自然環境が守られている指標

 平成24年に、大分県日田市において、九州大学大学院工学研究院環境社会部門生態工学研究室は「大山川・三隈川の環境再生を考えるためのワークショップ」を開催しました。4回目のまとめの会は、日田地域の川魚の食文化の見直しと継承が中心でした。開催地大山町の「食生活改善推進員」のみなさんに郷土食の調理をお願いし、市内外から環境に関心を寄せる市民、大学関係者、行政関係者、70名を超える多数の参加をいただきました!

日田の郷土食の川魚料理を受け継ぐための資料として、今回のレシピをまとめました。

食推のみなさんのおかげで、

      たくさんの川魚料理が並びました。

☆メニュー☆

・コイの刺身

・川魚の甘露煮

・白ハエとオイカワの塩焼き

・鯉こく

・鮎めし

・川魚の甘露煮

・南蛮漬け

 

今回の料理担当の食推の会員さんたち

※食生活推進活動委員(食推)は、市町村の養成講座終了者で、食育アドバイザーとして地域で自主活動している。厚生労働省の管轄で、昭和30年ごろの保健所の栄養教室終了者の草の根ボランティアを始まりとし、昭和50年代中ごろから全国組織となる。「私達の健康は私達の手で」をスローガンに各世代ごとの食育活動を中心に食文化の伝承、地産地消、健康づくり、災害に備える地域づくりを推進している。

<コイの洗い>

・コイは3枚に下ろしてウロコを取る。

・細かい骨があるので薄切りにする。

・刺身にしたものを65℃くらいの湯で湯洗

 いし冷水にとり、水気をふく。

・酢味噌や梅味噌で食べると美味

※コイを捌くときは胆嚢をつぶさないこと。

 身が緑になり苦くなる。

 

<フナの洗い

・コイと同様に洗いにする。コイよりくせの

 ない蛋白な味。

<白ハエとオイカワ(串に2匹)の塩焼き

・釣った魚をすぐ食べるときは内臓を出す。

・魚の頭の方から串を刺し、塩を30㎝くら

 い上から振って焼く。

・頭を下に焼くことができれば、水が抜け

 て美味しく焼ける。

・横にして焼くときは、少し時間をかけて

 しっかり焼く。

・焼き方が足りないと臭みが残ることがあ

 る。

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